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2018年 年末から見た映画

 

2018/12/23 「ビジランチ」2017年 日本

 

法や正義が及ばない世界、大切なものを自ら守り抜く集団

閉鎖的で救いのない地方都市で、土地、家族という逃れられない悪循環が狂気を招く

   

2018/2/28 「ナチュラルウーマン」チリ映画、2017年

 

 何気に通りかかった「シネスイッチ銀座」の映画館のポスターの女性の目に引かれて、何の情報もなくさまよいこんだ。

ストーリーは、途中で気が付いたのですが、この主人公がLGPT。一見だけでは気が付かないとっても美しい人でした。無理解な社会との戦い方が情緒的すぎて、かわいそうすぎる。(もっと何か方法はないの?)主人公の生きざまは、今差別と闘っている人に勇気を与えてくれるものだったのだろうか、最後に犬をとりかえしたのがわずかの救いになった。悲しすぎる映画です。勇気をください。

 

 

2018/2/17 「スリービルボード」2018年 アメリカ

 

 むかしむかし「ビルボード誌」TOP.10とに心浮かせて、音楽を聴いていたのですが、ビルボードが広告看板だというのを初めて知りました。。。(苦笑)

 

ストーリーは、善人が悪人だったり、またその逆もありって?最後は、ショットガンを車に積んで復讐に出発!っておかしくない?最初から「娘を愛している母親」っていう設定だけど、なんか愛情がみえない?そのパート勤めの母親が、広告看板にお金をつぎ込む?南部の貧乏な家で、壊れかけた家族で。。。。

その母親がインテリ母親にみえるので、説得力がない、火炎瓶投げたりとても考えられないことをする。警察署長は、善人づらした、悪人で、映画も見ていて途中で署長が犯人?でも、とっても優しいお父さん。

ラストまで、解決がない疑問符がいっぱい!でも強い女性を見たい人にお勧めです。!

 

  2018/3/19 「シェイプ オブ ウォーター」2017年 アメリカ

 

 「THE SHAPE OF WATER」 題名の意味が気になるタイプだけど、

  この水の形って何だろうと。。。「異種間の恋愛映画」という前知識だが、

  チラシの写真がどうも気になってならない。

  「美女と野獣」みたいなディズニー映画ではなさそうだしと。

 

 この社会は、強者と弱者にはっきりと区別されているのではなく、ある時は強者として、ある時は弱者として・・例えば、黒人の男性は、白人社会の中では、弱者として、男性と女性の中では強者として存在する。

 

1962年のアメリカ、自動車の色、洋服のかたち、装飾的な家の中。とても落ち着く色調で心が癒される。そして主人公イライザは、耳は聞こえるが、話すことができない。イライザの首の傷、過去においてエラ呼吸していた名残?

 

いま生きている社会に不自由さを感じていた人間が、過去の半魚人の感性がよみがえり、半魚人の男性と海に帰って行く物語。赤いハイヒールが、脱げ落ちた写真は、この人間社会にサヨナラの形。シンデレラ物語は、靴は、ハッピーエンドの小道具だけど、やっぱりこれもそうだったのね。

 

 

 

2018/3/30 グレイティスト・ショーマン

 

19世紀に活躍した伝統のエンターティナー、P。T.バーナム 

その日、嫌なことがあって、何とか沈んだ気持ちを、明るくしたいと映画館に、そして

映画が終わった時は幸せな気分!。 

歌は、声量あり、ダイナミックで説得力があり、踊りもまた、キレキレでカッコよかった! 主題歌の「This Is Me」

 主人公は、「フリークス」=「普通とは違う形のもの」 

誰もが特別、 

大切なのは君らしさ、 

みんなと同じではつまらない、 

みんなと違うから輝くんだ、 

 

日本に住んでいると、「空気が読める」のが、とっても大事。

会議に出席しているのに、上司が黙っていると、自分の意見が言えない。。。

透明人間になったみたいだ。と日頃、感じているあなた。

そんな憂さをぶっ飛ばしてくれること請け合います。

 

2017年5月21日にサーカスは幕を下ろしました。 

「最も崇高な芸術は人を幸福にすること」。という言葉が最後に字幕に表れた。

 その時、思わず心の中で「Yes!I’’m happy」とつぶやいた。 

勇気と元気をくれる映画 。登美ヶ丘高校ダンス部のダンスも楽しい!

しかし、高校生の制服は悲しい。 

 

ペンタゴン・ペーパーズ 2018/4/4

 

 長い映写時間だ。2時間10分。途中で帰りたくなったり、別の事を考えたり、ウトウトしたりした前半の1時間。でも久しぶりの、私の大好きなメリル・ストリープとトム・ハンクスの共演。

 

1971年の事件。今から47年前。ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書

「ペンタゴン・ペーパーズ」をニューヨークタイムスとワシントンポストの新聞社2社がスクープ。このスクープを、記事にするのか?弁護士に「投獄される可能性がある」か「報道の自由か」で揺れ動く社主。

 

トムハンクスが、ワシントンポスト社の編集長役、ニックネームが「海賊」=正義のために戦う過激なタイプ、いつもの温厚な思慮深い外見を、ボデーメイクして精悍さを出している。さすが、名俳優!社主役のメリル・ストリープの変化が素晴らしい。、専業主婦が45歳で偶然トップに、周囲から経営者としては疎んじられていたが、会社の存続をかけて、決断をするときは、ハラハラドキドキ手に汗にぎる場面の連続です。