タクシー運転手・韓国映画 2017年制作 137分 チャン・フン監督
報道、真実を伝えることに命をかけた人たちの物語。
登場人物は、庶民のおじさんや、タクシー運転手＆ドイツの記者が中心人物となって、ソウルから光州へそして金浦空港への約3日間。ちょうど38年前の5月18日の光州事件の実話に基づいた映画。
タクシー運転手、普通の人が、状況次第で変わらざるを得ない。驚きの連続です。
真実を守り、愛する人を守る勇気を持ったカッコ良いタクシー運転手たちがとても魅力的です。ドキュメンタリー映画なのかと思えるほど出演者がすごいです。
主演のタクシー運転手が、攻撃されて逃げるシーンで、歯をガチガチ言わせ、唇が蒼白で、顔の筋肉が固まって表情をなくしているのが、今いる場所の怖さを物語っていた。
自然に映画に引き込まれていく。第3者の目で物語が進む。
一瞬、映像の中に引き込まれ、銃を突き付けられ、逃げまどう自分を想像する。
映画のエンドマークを見て、やっと我に返る。現実に戻れてよかった！
ぜひ、見て欲しい。平和な生活は、多くの人の犠牲と勇気によって守られているんだと。
そして、事件は、この生活のすぐそばで、地続きで起きてるってことを。