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7月に観た映画

2018/07/05 万引き家族 2018年6月 日本 是枝裕和監督

 

 疑似家族が、万引きしながら生きていく映画。という前知識で映画館に入る。 

この作品は、かつて「死亡届を出さずに年金の不正受給をする」家族がいた。のがきっかけらしい。 ストーリーを綴れない。印象的だったのは、息子の翔太が、スーパーで万引きをしているのが、見つかって逃げる、逃げる。しかし、とうとう追い詰められて橋を飛び降りたとき、万引きした黄色いミカンが散乱している景色。とても悲しげな風景でこの家族の終焉を暗示している。

 

夏の終わりの瞬雨。ソーメンを食べている男女が、嵐の音に欲望していく、汗をかいた男女の裸体。美しくそして哀れ。とても写真が美しい。労働者の多くは働くのが嫌い。

でも犯罪者にはならない。その線は、誰にも見えない。

そして、いつか自分がその線を普通に超えるかもしれない怖さを思う。 

 

2018/7/11 メイズ・ランナー 完結編

 話がつながらない。前に1.2話あって、今回は3話め、できれば1.2話を見てからにして 未来を想像するおとぎ話としてみるのなら、アクション映画として面白くお勧め。 

 

2018/7/18 15時17分 パリ行  

2018年3月公開 米国 クリント・イーストウッド監督

 

2015年8月、544人が乗る高速鉄道で武装した過激派の男が無差別テロを企てる。

そこに偶然居合わせた。実話に基づく話を当事者本人が演じる映画。 

乗客も当事者。そして、実際に起きた場所での撮影。 

 

 ストーリーは、アメリカで生まれた小学生時代の仲良しの悪ガキ3人組が社会人になって、ヨーロッパ旅行をしようと計画した、イタリア・ドイツ・アムステルダム・そしてパリへ。その乗車した電車内での事件。

 

体力がないと正義は実行されないのか。日本国内で起きた「新幹線事件」の無念さを思い出す。 いま、自分は、「筋トレが最強のソリューションである」がマイブーム。この映画が火付け役。