8月に観た映画

2019/8/23 天気の子 2019年 日本 新海誠監督

 夏休みの映画館。中学生や高校生が8割。映画が終わってから、鼻をすする音が。

「どうやら、若い人は感激したんだ!」音楽や映像は美しかったけれど。。。

自分には、ストーリーが理解不能。人物への共感もできない。若い感性は、どこに感動したのだろうか。評価点が以上に高いのが気になる。それも低い点数をつけた人の後に、高得点が。

 

2019/8/29 存在のない子供たち 2018 レバノン 120分

 暗い映画だと思って、行こうかずっと迷っていた。でも、行って正解だった。

気持ちが暗くなる映画じゃなかった。希望の映画です。自分の人生を諦めない12歳の男の子に元気を貰える映画です。最後の、「出生届」に貼る写真をとる時の、彼の笑顔がとても眩しい。訴えられた両親は、裁判で、貧乏は他人のせいだと涙ながらに叫ぶ。しかし、自分は、泣きわめいて嫌がる11歳の女の子を売り渡して生き延びる。12歳の男の子ゼインは希望の地・北欧に出国できたとのこと。諦めないことが希望につながる。

 

2019/8/30 記者たち ~衝撃と畏怖の真実~ 2017年 アメリカ 監督ロブ・ライナー

 原題「SHOCK & AWAE」は、ブッシュ政権がイラク侵攻時に実行した作戦名からつけられた。この映画は、まるで、ドミュメンタリー映画のようだ。問いかけは、「大手新聞と弱小新聞(ナイト・リッダー社)どっちを信じる?」。ブッシュ・チェイニー・パウエルが実像で登場する。歴史と事実・記録を大切にする国・アメリカ。こんな映画がよく作れたなと衝撃を受ける。監督も新聞社の編集長役で登場する。真実を伝えようとする新聞記者の世間からの孤立を、家族や恋人が温かく支えている、それがとても自然だ。

2006年、ニュース配信会社・ナイト・リッダー社は潰れた。情報はタダではない。お金を払って、正しい情報を手にしなければ、と切に思う。