1月に観た映画

2020/1/16 千葉劇場 フィッシャーマンズ・ソング 

 イギリスに実在する漁師達のコーラスバンドのお話。舞台はイギリス南西部にある小さな港町ポートアイザック。主人公は、この港町に、観光に来た憎めない都会の男性。職業はロンドンの音楽マネージャー。居心地の良いみんなのパブを中心にラブロマンスや町のトラブルなどの何気ない日常が、心地よく描かれている。

この港町の現役の漁師たちが舟歌や民謡を唄う。地元や仲間を愛する温かい気持ちが歌声になって、心に届く。ロケ地の愛らしい建物や美しい入り江の風景、漁師たちのピーコート姿はこの映画の微妙な隠し味となって、ほっこりとする。

 

2020/1/23 日比谷シャンテ テッド・バンディ

テッドバンディ・主人公の名前が題名になっている。原題は「Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile(極めて邪悪、衝撃的に凶悪で卑劣)

怖い映画だ。ヒトは、第一印象で、他人を、善人か悪人か直感で判断する習慣がある、

そして、この人となら友だちになれるかなんて考える。

それが、とっても危険だということを思い知る。

1970年代のアメリカで30人以上の女性を惨殺した凶悪な殺人犯の実話をもとに作られている。とても美しく魅力的で IQ 160の頭脳を持つ将来有望な法学部の男性。何を不足で殺人鬼になるのか、わからない。だから騙される。

捕まえられるが、あくまでも無罪を主張し続ける。観客も彼を応援したくなる。優秀な法学部の学生は、自分の弁護士を首にして自分の弁護士になり無罪を証明しようとする。

裁判官まで騙されそうになる。主人公を演じるザック・エフロンの魅力も全開。

自己中のサイコパスは、会話の中の表情や言語に違和感を感じるはずだが。。。あの深い澄んだ青い瞳が底なし沼だとは気がつくべくもなかった。

しかし犬だけは騙されなかった。