3月に観た映画

2020/3/14 JODY あの虹の彼方に 2019年 イギリス 118分

 47才で亡くなったジュディガーラント・娘のライザ・ミネリも懐かしい

1939年「オズの魔法使い」でドロシーを演じ、17歳でハリウッドの大スターとなった。

子役の時に、JODYは、大人とビジネスの契約を交わす。大人が言う、「君には、道が2本ある。1本は、女性として平凡な主婦の道、もう1本は、その君の素晴らしい声を生かして

ミュージカルスターになる道。どちらかを選びなさい」JODYは、スターの道を選ぶ。

自分の人生で多くのものを犠牲にして手に入れたもの。彼女の生き方。平凡な主婦には、なりたくなかったし、家庭の事情でなれなかった。ジュディを演ずるレネー・ゼルウィガーは、ちょっと太めで可愛い女の子というイメージだったのに、こんなシワシワになってしまうなんてとてもショック!!しかし、この映画の全曲を歌って踊ったそうです。1年間かけてレッスン。すごい人!

 

2020/3/17 ビッゲスト・リトル・ファーム 2018年アメリカ

犬の鳴き声がうるさすぎて、都会に住めなくなった夫婦の8年間ドキュメンタリー映画。引越し先の「アプリコット・レーン・農場」想像を絶する田舎での生活。

しかし、この農場主であり映画監督は動物カメラマン。生き生きとしてみずみずしい写真がいっぱいだ。荒れ果てカラカラの土地を栄養分のある緑の大地へと作り変える。大変な労働の上に奇跡のサイクルを作る。7年経ったら味方が現れると師匠が言う。

夢を叶えるには、正しい努力と人の出会いが何より肝心!豚のエマがとても可愛い。

都会生活に疲れた人たちに潤いの映画。

 

2020/3/26 三島由紀夫VS 東大全共闘 50年目の真実 2020年 日本

 1969年5月、東京大学駒場キャンパス900番教室 1,000人の革命を夢見る学生を前に2時間30分の討論を戦わせたドキュメンタリー映画。この時、三島由紀夫40歳、全共闘学生は20歳位か。このフィルムは、大手のTBSが当日取材したもので、当時の熱気がスゴイ。三島由紀夫という人の、鍛えられた肉体を誇示しながらの誠実さに驚く。もしかしたら武装した学生たちに殴られるかもしれないのに。でも、ナルシストさがプンプン。

20歳の青臭くて、純粋で、素直で、可愛くて、熱い熱情は、愛国を中心に三島に連帯する。知的な言葉遊びが好きなエリートは、概念を積み上げる。理解不能なところは、平野啓一郎、内田樹らの、文学者、哲学者、ジャーナリストが説明してくれている。