ワクチン接種完了、映画館へ

2021/7/2 HOKUSAI 2021 監督 橋本一

カメラワークと光と影が美しい。また役者の配役がとてもしっくりと来て良い雰囲気を醸し出している。第2章までは。第3章から、主人公の配役が変わる。映画の雰囲気がガラッと変わる。北斎は、病気がちの年寄りなのに、生気ある身体で至極健康的。怪我をした足や手が、肉体の澱となっていない。とても不自然なバランス。

 

2021/7/9 アメリカン・ユートピア 監督スパイク・リー 

 トーキング・ヘッズのディビッド・バーンによるブロードウエイショーをスパイク・リーが映画化。映画評がよかったので、映画館へ。

音楽が始まり、衣装のスーツの両肩にボタン?そして靴を履いていない?そしてサラリーマンが着るような地味なグレーのスーツ?といくつもの疑問が。

・・・説明をきくとなるほど。電気のコードもマイクなしでコンサートが続く。しかし打楽器は重たいだろうなと、コードの絡まったステージを見慣れ得た目には斬新。

題名は、2018年デビットバーンが発表したアルバム「アメリカン・ユートピア」を原案にして作られたという。ミュージシャンは11人。様々な国籍を持つ。移民の問題にも触れ、題名との違和感が少し薄れる。

 

2021/7/28  プロミシング・ヤング・ウーマン 監督 エメラルド・フェネル

 未来を約束された女性?元医大生が、親友を同級生にレイプされたことによる精神的な傷を復習することにより癒そう(?)とする映画?

若い女性が、知らない男性の部屋についてく危険がどこにも描かれていない。復習どころか、返り討ちにあう可能性もあるのに、とても危なくて見ていられない。頭の良い医大生は、もっと他のことで復讐したほうが全然格好良いと思えるんですが。。。。

 過去の記憶というものは、人生を破滅させるほどの力があるものだと、つくづく悲しくなった。もっと違う人生を選択することもできたのに、この女性は、多分18歳で精神状態が止まっているように見える、子供っぽい服装と30歳なりの顔とのアンバランスがとても悲しい。

 

2021/7/30 竜とそばかすの姫 2021 監督 細田守

 夏休みの子供向け映画?と思ったけど、結構楽しめました!

高知の思春期の女子高校生が、全世界から50億人以上が集まる仮想世界<U>に、彼女は分身「Belle」という名前で、全く違う人生を生きる。それは「歌姫」。美術と音楽がすごい。脚本が結構ツッコミどころ満載。現実から仮想へ、何にだってなれる!とだから何でもいい。子供ははしゃぐ。この歌姫の存在感がすごい!

yoasobiの幾多リラが親友役で出ています。とても良い!